
「パチプロスロプロ(専業者)やセミプロ(兼業者)は確定申告ができないのでしょうか?」
結論から言うと、
パチプロスロプロ(専業者)やセミプロ(兼業者)でも確定申告が可能なのです。
少なからずパチンコパチスロの収入収益を事業所得として確定申告したいと考えている人もいるでしょう。
そこで今回はパチプロ、スロプロ向けではありますが、確定申告の方法を解説していきたいと思います。
にほんブログ村ーパチプロやスロプロが確定申告する方法とは?ー
「パチンコパチスロの収入は確定申告が不可能」かつてからこのように言われていますが、この理由は
パチンコパチスロには収益を証明する明細書がないことです。
ですが、
「確定申告が出来ないわけではない」のです。
事実として、納税に関しては所得も
自己申告制です。
パチンコパチスロトは現金収入になりますので、要するに信用されるかどうかは別として
「自分でいくら利益が出た」と自分で申告することになります。
その収入額に応じて、課税される形になり、割と簡単に確定申告は可能です。
つまり、パチンコの勝ち額に対して基本的に税金を払う必要性は求められないが、
納税や確定申告は全然可能ということです。
払う必要がないのに可能かどうかを語るのも話が破綻しているかもしれませんが、実はパチンコスロットで勝てる人は資本家の思考が多く、とくに生業及び事業、仕事としてとらえているなら必要な場合もあると考えます。
ーパチンコの収入を確定申告する方法とは?ー

まず、確定申告期間は、
毎年2/16~3/15の約1ヶ月間です。
この期間以内に税務署及び各所定の場所にて申告し、納税を済ませるようにしましょう。
そして、肝心の申告の種類は
白色申告になります。
おおまかな作業としては、
【収支内訳書作成】→【確定申告書作成】という2段階です。
[1]収支内訳書を作成する

作成方法については国税庁のホームページよりWEB上で作成することができます。
(URL:
国税庁ホームページ)
★アクセスの流れ
「確定申告書等作成コーナー」
↓
「申請書、決算書、収支内訳書の作成開始」
↓
「書面提出」
↓
「プリンタの確認」
↓
「青色申告決算書・収支内訳書作成コーナー」
↓
「白色申告書に添付する収支内訳書を作成する」
↓
「収支内訳書(一般用) 「営業等所得がある方はこちら」より新規入力
ここまで行くと、以下のような画面がでてきます。
ここからいろいろな数値を入力していきます。

基本的に入力する場所は少ないかと思いますが、その中で重要な項目を埋めていきます。
【1番:売上収入金額】ここでは、パチンコスロットでの総回収金額を入力します。売上先名は空白でも良いですが、あったほうが良いと思うので、自分のかっこいい事業名(屋号)を考えておきましょう。住所は自分の住所を入力。
【6番:仕入れ金額】ここでは、総投資金額を入力します。仕入れ先はないので空白。
これで、利益は自動で計算してくれます。
そして、ここで問題なのが
”経費がどの程度まで認められるのか”です。
<パチンコスロットに関わる経費の例>
・ホールに行くガソリン代
・情報収集(パチンコスロット雑誌など)
・情報収集(インターネット)項目もせいぜいこのくらいで、金額としても多くはないかと思います。
というわけで、
ガソリン代は消耗品費、インターネット代は通信費に金額を入力します。
(どっちも消耗品費でも良いかも)
数値の入力を終え、入力終了で次へ進むと、「住所や氏名の入力」というのが出てきますので、それぞれ氏名や住所を入力しましょう。
そして、下のほうへ行くと、3つの項目があります。
1:業種や職業→「自由業」と入力
2:屋号(会社名)→なんでも良いのでかっこいい会社名を考えておいてください。
3:加入団体:空白これで、収支内訳書の作成は終わりとなり、PDFファイルから印刷します。
提出用と控えが各2枚印刷されます。
[2]確定申告書を作成する
続いて、今度は「所得税の確定申告書を作成」の画面が出てきますので、進んでいきます。

その中で、
”所得空除”があります。
ここでは主に社会保険料(国民年金、国民保険)を入力します。
(社会保険料を支払っていない場合は空白に)
ここもそこまでたくさん入力する場所はないかと思います。
そして、ページを進んでいくと最後に、
「あなたの納税する金額は○○○円です」と、自動で税金が計算され表示されます。
ここに表示された金額が、あなたが
今回支払う税金の金額となります。
この次に再度、氏名や住所の入力をし、印刷して、確定申告書の作成も終了となります。
さらに収支内訳書と確定申告書の提出用と控え用が数枚が印刷されたのではないかと思います。
これらを持って税務署や地区の決められた場所へが持っていきます。
なお、社会保険料を記入した場合はその
証明書も持参し、提示する必要があります。
そして持参した先の税理士によって、書類の受領のハンコを押してもらうわけですが、念のため、
提出用と控え用をどちらも持参していきましょう。
というわけで、確定申告の方法は以上になりますが、いかがでしたでしょうか?
今回はおおまかに解説したわけですが、その地域や税理士によっては多少違いがあるのかもしれません。
もし、細かい部分で気になることがある場合は、あらかじめお近くの税理士さんに聞いても良いと思います。
また、もし、収益について具体的に、聞かれた場合は、「パチンコスロットの利益です」と答えても別に問題はないかと思います。
ーまとめー

さて、こういった業種はいろいろ非難が多いのも事実です。
ですが、一方でパチンコスロットを生業にするというのは
”あなたにしかできないことでもある”と感じます。
また、一方ではパチプロやスロプロには生産性がないなどとも言われていますが、皆がお金のために労働をしているのですから、きれいごとを抜きに
”生産性はお金”なのです。
何より、この日本において税金を納めることが一番の社会貢献なのもまた事実でしょう。
事業所得の中の一つとして、この確定申告を行い、納税をした時からあなたは
個人事業主として自営業者です。
納税をし、自営業として、事業主として、稼業として、稼動における意識も一層高くなることでしょう。
何より、一番にあなた自身の成長や今後のためになるのではないかと考えています。
それでは、専業者、副業者の皆さん、明日以降の稼動をがんばってください。
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